お客様の声 インドネシア #1|PT.Hagihara Westjava Industries


インドネシア人マネジャー育成のため、マネジメント・デベロップメント・プログラム(MDP)を採用いただいた企業様の声を掲載しております。

PT.Hagihara Westjava Industries 石田様

PT.Hagihara Westjava Industries
 Managing Director 石田 慎和 様


PT.Hagihara Westjava Industriesは、萩原工業(株)の現地法人として1995年に設立されました。
インドネシアの首都ジャカルタから東に40kmほど離れたカラワン県の工業団地KIICで、合成樹脂製品を製造。

石田様は岡山出身で、インタビュー時点(2022年)では駐在約7年になります。同社で工場長を務めたのち、社長に就任しました。

創業から27年が経ち、現インドネシア人幹部が退職を控えるなか、後に続くはずの次世代のレベルに危機感をお持ちでした。
2020年に弊社マネジメント教育(MDP)を採用、パンデミックによる延期を経て、2021年にオンライン方式でプログラムを実施。 2022年3月に、研修後フォローアップまでのすべての行程を修了しました。

同社Webサイト: https://hwi.co.id/


(文責・インタビュアー: WS PARTNERS シニアコンサルタント 西尾健史)

*本記事は要旨です。インタビュー全文を見るにはこちらをクリックください。


西尾: はじめに、御社の事業内容について教えてください。

石田: 弊社は合成樹脂製品を扱っています。主に輸送用の紙袋、それからフレキシブルコンテナという大きな製品を入れるバッグ、そしてコンクリート補強材という、3つの製品を扱っています。
紙袋ですとほぼインドネシア国内、フレキシブルコンテナはほぼ日本向け、コンクリート補強材は全世界向けに製造しています。

西尾: 御社はどのくらいの従業員規模でしょうか。

石田: 現在725名です。 


次世代メンバーを、本当にマネジメントができる人材に育てたい


西尾: さっそくですが、弊社のマネジメント教育導入前に、かかえていた課題について教えてください。

石田: 弊社はもう28年目で、工場創立時の一期メンバーが今も残って幹部ポジションで会社を引っ張ってくれています。彼らがもう50歳前後で、あと5年ほどで定年退職してしまうことがわかっていました。
次を担う候補者たちはいるが、マネジメント側からみればまだ(実力が)足りない、もっと成長してほしい。
本当の幹部、本当にマネジメントができる人材に育てていきたい。でも、これまで育てられていない。それが課題でした。

西尾: そうすると今回のメンバーは幹部候補、ということになりますね。

石田: そうですね。

西尾: たしかに、最初彼ら受講メンバーにインタビューをした際には、工場のトップなのに自分で作業してしまう職人肌の方がいたり、後進を育てられない方がいたり、視野も狭く、それぞれに課題を抱えていましたね。

目指していた状態というのは、次の幹部人材がそろっている状態、ということでしょうか。

石田: そうです。いま第一線で引っ張っいるメンバーがいなくなったあとに、代わって会社を引っ張っていける、マネジメントメンバーになってもらうことですね。

第一期メンバーがいまGMやその下のポジションについています。うち1名はコロナで亡くなってしまいました。全部の部署のことを知っている人物でしたから大変な痛手でした。ますます次のメンバーには頑張ってもらわないといけません。


日本とインドネシア、両方の考え方をわかっている講師、ということが重要だった


PT.Hagihara Westjava Industries 石田様
西尾: MDP(弊社マネジメント教育)を選んだポイントは何でしょうか?

石田: アグン講師と出席メンバーとのやり取りを聞き、質問の仕方などがインドネシア人の良い面・悪い面をあぶりだすものだったので、「あっ上手だな」と思いましたね。

先生が、インドネシア人でありながら、日本の文化や日本人の気持ちを理解している。

ここはインドネシア企業であり日系企業でもある。こっちにはインドネシア人もいて、日本人もいて、そのなかで一緒にマネジメントをしていかなければならない。だれが教えてくれるのか、というのはすごく重要なんですよね。

西尾: 日本とインドネシア両方をわかっている、というのが一番大きいと。

石田: そうですね、これが大きいですね。インドネシア人寄りの考え方ばかりでは、いやいやここは日系企業ですよ、となる。日本の文化も当然必要ですよと。逆に日本に寄りすぎるとローカル社員は絶対に反発するので、そのバランスを分かったうえで教育ができる、というのが一番ですね。


個々の性格や強み弱みを把握したうえで研修を始める、というのは大きなポイントだった


西尾: ほかにも弊社マネジメント教育を選んだ理由はありますか?

石田: 受講者インタビューですね。
今回のプログラムでは、受講者一人一人にインタビューをして、性格や、何がしたいかを把握したうえで、「弊社が彼らに求めるもの」もヒアリングいただく。そのうえで研修が始まる。これは僕の中では新しいスタイルでした。
少数精鋭、少人数で集中的にやってくれる。ただ単に聞いて「勉強になったなあ」では終わらない。

先生も、個々の性格、強みや弱みを把握したうえで、うまいこと活かしてくれる。ここも大きなポイントだと思いましたね。なかなか他に無いスタイルじゃないでしょうか。

西尾: それは、正直に言えば大変うれしいですね。我々も手間暇をかけているので…

石田: いや、手間がかかっていると思いましたよ。ただ研修をする、というのが目的ではなく、研修から何を得てもらうか?を重視しているからこそ準備にも時間をかけている。これって、マネジメントにとってもすごく大事な事なんです。

西尾: そこに着目いただけるのは嬉しいです。教育サービスは、モノとは違って先送りができてしまう。だから決定をもらうために、業界全体として営業偏重になりやすい。
そんな中で、研修の効果が優先で、受講生のことまで覚えている弊社は異質でしょうね。

石田: そうですね。西尾さんも弊社メンバーの名前も覚えてしまっていますからね。講師と営業・コンサルの方がよくコミュニケーションをとっている、というのが、こちらにもよく伝わりました。


他人のせいにせず、自分に何が求められていて、何をすべきなのか考えるようになった


西尾: 導入した結果についてお聞かせください。

石田: 従来は、今回参加したメンバー同士のコミュニケーションが悪かった。今後幹部になっていくべきメンバー同士で軋轢があり、他人に責任転嫁していた。
それが今回の指導を受けた後は、感情的にならずにコミュニケーションをとっています。互いが互いの立場を考えて、何が求められていて、何をすべきなのか、話し合いをするようになりました。

西尾: 物事を”他責”にしてしまうマインドが、変わってきたのは良いですね。

石田: これは大きいですね。社内でも我々が言い続けましたが、それよりも第三者の講師から教えていただいたほうが、「そうなのか」という納得感があるのかな、と。

西尾: 参加メンバーたちには当初、人のマネジメント、部下の育成、仕事の委任などにも問題がありました。この点の変化はいかがでしたか。

石田: 彼ら(受講者)が、100%自主的に、彼ら自身が講師になって、部下の教育方法や部下とのコミュニケーション方法について教える社内イベントを開くほどになりました。4回に分けて実施しました。
本当に我々からは何も指示していません。このようなことは今までにはなかったことです。

西尾: それは心が温まる話ですね。ということは、研修で実践したポイントを、彼らから下のメンバーに伝達いただいたというわけですか。「人に指示を出すときに、その目的や意義から伝える」とか。

石田: そうです。「いいからやれ」では部下はついてこないですからね。何が目的で、これをしないといけないのか、それを理解してもらうのも上司の仕事です。それが身についてきたことは大きなプラスです。あとはこれを続けてもらわないといけませんね。

西尾: 普段の行動からもマインドが変わったな、ということはありますか?

石田: そうですね。毎朝の朝礼の、話の聞き方から分析の仕方まで、より深くなりましたね。
また、(第一工場トップの)ジョコなんかは、よくホウレンソウ、ホウレンソウと言っていますね。


西尾: そのほか研修を実施してみての感想を、良い点も悪い点も含めて教えていただけますか。

石田: 彼ら自身が、嫌々研修を受けるのではなく、「受講させてもらえた、機会を与えられた」といういう意識があるのが一番良かったですね。そういう風に思ってもらえる研修だった、ということでしょうね。正直、安い投資ではないので僕も心配でしたが、「やるんだ」と決定しました。

西尾: 御社の場合は、石田さんご自身が彼らに対して、「何のためであるか」という研修の意義を伝えたり、「手を抜くなよ」という厳しさも示した。そうしたことも要因だと思いますね。

石田: 幹部だと、僕から直接話ができて、それぞれの個性もわかり、具体的にどうなってほしいということも言えますからね。
話す機会の少ない、もっと下のメンバーに実施するときは、期待を伝えたり、取り組み姿勢を感じてもらうことが大切でしょうね。

自動化を進めると同時に、人のレベルも上げて、新しい事業を軌道に乗せる


西尾: 最後に、御社Hagihara Westjavaの今後についてお話しください。

石田: インドネシアという国では最低賃金も毎年どんどん上がるなど、毎年コストが上がっていく国です。
そこで、我々インドネシアの企業としては、何をしないといけないのか?
もちろんコストダウンは大事ですが、それはどこの企業さんも取り組んでいることです。

ですから、いよいよ自動化をしないといけないと考えています。人がやっていたことを、設備でやっていく。

そのときに人をそのまま減らすのも選択肢ですが、別の仕事をしてもらうという選択肢があります。そのためには、新しい事業を軌道に乗せていく必要があります。弊社の場合で言えば、食品分野です。規格やライセンスも取得し、参入できる状況が整ってまいりました。

そうしたマネジメント側にできる投資とは別に、ヒトの生産性、ヒトのレベルも上げていく必要があります。インドネシアでは、じっとしていたらコストだけどんどん上がっていきますので、やり続けないといけませんね。

西尾: 現状維持は衰退に等しい、ということですね。

石田: いかに新しいネタを見つけていくか。それは経営者だけでは無理で、営業に限らず製造でもいいから、皆で考えないといけませんね。

西尾: 我々もその過程で支援できれば嬉しいですね。本日はどうもありがとうございました。




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